新幹線でも広がるWi-Fiと携帯電波
列車の移動中はスマホやパソコンをいじったりしたいもの。そこで問題になるのが電波。新幹線でWi-Fi(無線LAN)やケータイ・スマホはどのくらいつながるのでしょうか。新幹線の電波状況を解説します。
・新幹線のWi-Fi(無線LAN)についてもっと詳しく
→新幹線でwi-fiを使うには?
携帯電話の電波受信は可能
新幹線は高速で走りますが、屋外なので電波受信は可能です。かつては、トンネルに入ると途切れてしまう区間がありましたが、ほぼ解消しています。
2020年12月までに、JR各社の新幹線の全て区間で、トンネル内でも携帯電波が通じるようになりました。
東海道・山陽・九州、東北・北海道、上越・北陸・山形・秋田の各新幹線では全ての区間でトンネル内でもケータイ電波が通じます。
新幹線で携帯電話の電波がおおむね通じる区間
トンネルのなかも含め、新幹線で携帯電話の電波がおおむね通じる区間は以下の通りです。(2020年12月現在)
- 東海道新幹線(全線)
- 山陽新幹線(全線)
- 九州新幹線(全線)
- 東北新幹線(全線)
- 北海道新幹線(全線)
- 上越新幹線(全線)
- 北陸新幹線(全線)
- 秋田新幹線(全線)
- 山形新幹線(全線)
※上記区間でも状況により通じない場合はあります。
車内Wi-Fiも整備
全国の新幹線では、車内での無料Wi-Fiサービスも拡充中です。これまで、車内Wi-Fiは東海道新幹線だけのサービスでしたが、2018年夏以降、各社でサービスが開始され、ほぼ全ての新幹線車両で利用できます。
無料Wi-Fiサービスが利用できるのは、以下の車両です。(開始時期は車両、区間により異なります)
- 東海道新幹線…N700S、N700A
- 山陽新幹線…N700S、N700A、N700系、700系、500系
- 九州新幹線…N700系、800系
- 東北・山形・秋田新幹線…E3系、E5系、E6系、H5系
- 上越新幹線…E7系
- 北陸新幹線…E7系、W7系
- 北海道新幹線…E5系、H5系
装備されてない場合があるのは、東北・上越新幹線のE2系、E4系です。これらの車両に乗る場合はご注意を。
新幹線の無料Wi-Fiは、JR各社が提供する無料サービスを使います。東海道・山陽・九州新幹線は「Shinkansen Free Wi-Fi」、東北・北海道・上越・北陸・山形・秋田新幹線は「JR-EAST FREE Wi-Fi」です。
いずれもメールアドレスなどを登録すれば、無料で利用することができます。