金券ショップの新幹線チケット利用法
金券ショップでも、一部区間の新幹線のチケットを購入できます。金券店の新幹線チケットは安いですが、払い戻し不可や利用期間制限など、気をつけなければならないポイントもあります。
ここでは、金券ショップで購入した新幹線格安チケットの使い方と、注意点についてまとめてみました。
金券ショップで売っている新幹線チケットとは?
金券ショップで売っている新幹線の格安チケットには、大きく分けて2種類あります。「回数券」と「株主優待券」です。
回数券は、主に6枚綴りの新幹線回数券をバラ売りしています。金券ショップで購入したらそのままJR駅の改札口に行って新幹線に乗ることができます。
「株主優待券」は、JR各社のきっぷを割引価格で購入できる優待券です。株主優待券だけでは新幹線に乗車できず、駅窓口に持っていきJRのきっぷを購入する必要があります。
購入時に、どういうチケットなのかを確認しましょう。
バラ売り回数券の使い方
金券ショップで販売されている新幹線のバラ売り回数券は、「自由席回数券」です。かつては「指定席回数券」もありましたが、2022年3月を以て販売終了となりました。自由席回数券も2024年12月で全ての販売が終了する予定です。
自由席回数券のバラ売りは、金券ショップで購入したチケットをそのまま駅の改札機に通すだけで新幹線に乗車できます。簡単です。
バラ売り回数券利用の注意点
金券ショップで販売されているばら売り回数券を購入する際に注意するべき点は、「有効期間」です。回数券には有効期間が設定されていて、それを過ぎると無効になります。そのため、自分が新幹線を利用する日が有効期間内かを確認したうえで購入してください。
また、回数券類は、ゴールデンウィーク、お盆、年末年始は利用できません。これらの期間に利用する際も、自分の乗車日が利用できない日にあたらないかを確認したうえで購入しましょう。
金券ショップで購入したバラ売り回数券は、JR駅での払い戻しができません。万一使わなくなってしまった場合、未使用なら、購入した金券ショップに持って行けば買い取ってくれるでしょう(買値より引取値は安いはずですが)。
新幹線回数券について詳しくは「新幹線回数券の使い方」をご覧ください。
株主優待券の使い方
金券ショップでは、新幹線の格安チケットとして、JR各社の株主優待券を販売していることがあります。これは、長距離区間向けです。たとえば、東北新幹線の東京−新青森間は、格安チケットとしてJR東日本の株主優待券が販売されています。
株主優待券の使い方は、少し複雑です。金券ショップで購入した株主優待券を、JR駅に持って行き、そこで割引価格の新幹線きっぷを購入する、という手順になります。株主優待券そのものでは新幹線に乗れません。
株主優待券利用の注意点
JRの株主優待券は、会社ごとに利用ルールが異なります。また、会社間をまたがって利用することはできません。たとえば、東京−岡山間は、JR東海とJR西日本にまたがりますので、JRの株主優待券を使うことはできません。
株主優待券には、使用できない期間はありません。ゴールデンウィークやお盆、年末年始にも利用できます。
株主優待割引券にも有効期間があります。基本的には毎年5月31日または6月30日が期限になっています。購入時には、有効期間を確認しましょう。
株主優待券について詳しくは「株主優待券の使い方」をご覧ください。