「WEB早特」は、北陸新幹線のネット専用チケット

WEB早特とは、JR西日本のインターネット予約「e5489」で購入できる割引きっぷです。「WEB早特1」「WEB早特7」「WEB早特14」といった種類があり、それぞれの数字日数前まで予約・購入ができます。

WEB早特は、窓口で販売している特急券と少し仕組みが違います。買い方、使い方などをわかりやすく説明しましょう。

WEB早特の基本ルール

WEB早特は、JR西日本の「e5489」で購入できる割引きっぷです。「WEB早特1」は乗車日の前日23時までに予約、購入できます。「WEB早特7」は7日前、「WEB早特14」が14日前が、それぞれ購入期限です。区間、列車、座席は限定です。一般発売で空席があっても、WEB早特での発売枠がなくなっていれば購入できません。

WEB早特は専用の片道乗車券（e5489専用乗車券）とセットで発売されます。新幹線特急券のみの発売はありません。また、学割や往復割引との併用もできません。

WEB早特の使い方

予約したWEB早特は、駅の窓口や券売機で「紙のきっぷ」を受け取り、新幹線に乗車できます。

WEB早特では、予約列車・座席以外は乗車できません。乗り遅れた場合に、後続の列車の自由席に乗ったりすることもできません。

WEB早特の設定区間は？

WEB早特は、新幹線と在来線を乗り継ぐ区間で主に設定されています。大阪・京都・名古屋～敦賀～福井・金沢・富山などが主な設定区間です。

上記の区間で、「かがやき」「はくたか」などを利用できます。

大阪や名古屋から北陸間は新幹線と「サンダーバード」や「しらさぎ」を乗り継ぎます。乗り継ぎ駅は敦賀駅です。

WEB早特の値段は？

WEB早特の値段は、設定区間により異なりますが、おおむね10%−20%の割引になっています。

なお、WEB早特の設定は普通車指定席だけです。自由席の設定はありません。その他の割引（学割など）との併用はできません。

紙のきっぷの受け取り場所は？

WEB早特をパソコンなどで買った場合、紙のきっぷをどこかで受け取る必要があります。受け取りは、JR西日本、JR東日本の窓口もしくは特急券券売機・受け取り専用機で行えます。ただし、JR東日本で受け取れるのは、北陸新幹線の各駅と、東京都区内の駅だけです。受け取りには、購入時のクレジットカードが必要です。

WEB早特の変更は？

予約、購入したWEB早特は、きっぷの受け取り前ならば何回でも変更が可能です。ただし、最長で初回購入日の3ヶ月先までです。変更先のきっぷがWEB早特でない場合は、差額が必要です。

きっぷの受け取り後の変更はできません。変更する場合は、払い戻しての買い直しになります。ただし、その際、窓口で無割引のきっぷに変更する場合は、払い戻し手数料は無料になります。

WEB早特の払い戻し手数料は？

WEB早特の払い戻し手数料は、受け取り前は560円です。この内訳は片道乗車券220円、特急券340円です。列車出発前日から出発時刻までは、片道乗車券220円と特急券が1枚につき発売額の30％（最低340円）の払い戻し手数料がかかります。

列車出発時刻後は、払いもどしできません。