車内で快適にすごすための方法
新幹線は快適な乗り物です。でも、長時間乗っていれば退屈ですし、眠るには少し座席が狭かったりします。日が当たれば暑いですし、隣の人との肘掛け争いで不快な思いをすることも。
ここでは新幹線をより快適に過ごすための方法を考えてみましょう。
日が当たらないE席か、隣が来にくいA席か
東海道・山陽新幹線では、座席は南からA,B,C、通路、D,Eの順で5つ並んでいます。このうち、窓際はAかEです。このどちらが快適でしょうか。
まず、Aは3人がけ席の窓際ですが、3人がけの真ん中席(B席)は、一番最後に埋まる席です。そのため、A席の場合、隣に人が座る確率が低いといえます。
いっぽう、E席は2人がけの窓際で、隣席に人が来る可能性は高いです。ただ、北向きなので日が当たらないため快適です。窓をずっと開けていられますし、天気がよければ富士山も見られます。
東北・北海道・上越新幹線では、座席は東からA,B,C、通路、D,Eの順で5つ並んでいます。午前中はA席側に日があたり、午後はE席側に日が当たります。そのため、時間によって使い分けるといいでしょう。北陸新幹線は走行中に方位が良く変わりますが、おおまかにいって東海道新幹線と似ています。
また、「夜に利用する場合は、通路側にする」という人もいます。夜は窓際に座っても景色は見れませんし、混んでいることが多いので席は全部埋まっています。窓際ですとトイレに行きにくいですし、おちおちビールも飲めません。なので、通路側のほうがいい、というわけです。
座席が埋まる順番
シートマップの予約状況を観察していくと、指定席がどのように埋まっていくかがわかります。おおざっぱですが、最初に2列席窓側のE席が埋まり、次にその通路側のD席、次いで3列席窓側のA席、3列席通路側C席、真ん中のB席という順番です。
つまり、指定席は次の順番で埋まっていきます。
E→D→A→C→B
つまり、最後に埋まるのがB席ということになります。通路側にはC席とD席がありますが、隣席が空席になる可能性が高い、ということで、通路側ならC席がおすすめです。
アイマスクとヘッドフォンで自分の世界に
新幹線は照明が煌々とついているので、眠るにはまぶしいです。眠りたい場合はアイマスクを持っていくといいでしょう。
車内にはいろんな人がいますので、ヘッドフォンをして音楽を聴いていれば、他人の会話も気になりません。ヘッドフォンとアイマスクをすれば、自分の世界に入り込むことができ、とても楽になれます。
肘掛け争いを防ぐ法
普通車に乗っていると、「肘掛け争い」が発生することがあります。肘掛けはシート間に一つしかないからです。どちらの席に優先権がある、というものでもありません。
お互いに譲り合えばいいのですが、そうもいかないですよね。しかも、自分が譲ったら、隣席の人がさらに肘を出してきたりして、不快な思いをすることもあるのです。
そういう場合に備えるのが雑誌や新聞です。雑誌や新聞を自分の肘掛けの内側に立てかけることで、隣席の人の肘が出てくるのを防げます。
また、隣席の人とリクライニングの位置をずらすと、肘の位置もずれて、お互い快適にすごせる場合があります。
電源のある席を狙う
新幹線にはコンセントのある車両とない車両があります。同じ車両でも、コンセントのある席とない席があります。それについては「コンセントのある席」の項で書きましたのでご覧ください。電源があれば、さまざまなモバイル機器を電池残量を気にせずに使えます。
ひざ掛けがあると眠りやすい
新幹線は冷房が効きすぎていることが多いです。そのため、小さくたためるひざ掛け程度の布があると防寒対策になります。グリーン車なら車内に毛布が置いてあります。