「九州ネット早特」は、九州新幹線のネット早割きっぷ
九州ネット早特とは、JR九州のインターネット予約「JR九州インターネット列車予約」で購入できる早割タイプの割引きっぷです。「九州ネット早特3」と「九州ネット早特7」の2種類があり、それぞれ3日前と7日前までの予約・購入が必要です。
九州ネット早特は、紙の特急券と少し仕組みが違います。買い方、使い方などをわかりやすく説明しましょう。
九州ネット早特を利用できる人
九州ネット早特を購入できるのはJR九州インターネット列車予約の会員である「JQ CARD会員」「JR九州WEB会員」のみです。
とはいうものの、JR九州WEB会員は誰でも無料で登録できます。つまり、九州ネット早特は、スマホやパソコンがあれば、会員登録することで、誰でも利用できます。
九州ネット早特は、インターネット以外では購入できません。駅の窓口や旅行会社での購入はできません。
九州ネット早特の使い方
九州ネット早特は、JR九州インターネット列車予約で購入できる席数限定の割引きっぷです。乗車日の3日前または7日前の23時までに予約、購入することで、格安で九州新幹線やJR九州の在来線に乗車できます。
ただし、九州新幹線については、2022年6月25日のEX予約導入にあわせて、九州ネット早特の設定区間が大きく縮小され、博多-熊本間の九州ネット早特7だけになりました。その他の区間の九州新幹線の早期割引は、「スマートEX」の「EX早特」をご確認ください。
九州ネット早特区間、列車、座席は限定です。一般発売で空席があっても、九州ネット早特での発売枠がなくなっていれば購入できません。
九州ネット早特は専用の片道乗車券とセットで発売されます。片道乗車券または新幹線特急券のみの発売はありません。また、学割や往復割引との併用もできません。
予約した九州ネット早特は、駅の窓口や券売機で「紙のきっぷ」を受け取り、新幹線に乗車できます。
九州ネット早特は指定席のみの発売で、予約列車・座席以外は乗車できません。乗り遅れた場合に、後続の列車に乗ったりすることもできません。
九州ネット早特の設定区間は?
九州ネット早特3は博多−佐世保、別府、大分などの設定があります。九州新幹線の設定はありません。
九州ネット早特7は、博多-熊本の設定があります。
九州ネット早特の値段は?
九州ネット早特の値段は、設定区間により異なりますが、九州ネットきっぷよりさらに安くなっています。航空機との競合が激しい区間ほど、割引率が大きくなっています。
なお、九州ネット早特の設定は普通車指定席だけです。自由席の設定はありません。その他の割引(学割など)との併用はできません。
紙のきっぷの受け取り場所は?
九州ネット早特をパソコンやスマホで買った場合、紙のきっぷをどこかで受け取る必要があります。受け取りは、JR九州の窓口もしくは特急券券売機・受け取り専用機で行えます。
九州ネット早特の変更は?
予約、購入した九州ネット早特3は、きっぷ受取前であれば、変更後の列車の九州ネット早特3に空席があれば変更が可能です。
九州ネット早特7は、一切の変更ができません。変更をする場合は、払い戻して買い直す必要があります。
変更の扱いが「早特3」と「早特7」で大きく違いますのでご注意ください。
九州ネット早特の払い戻し手数料は?
九州ネット早特の払い戻し手数料は、受け取り前は560円です。この内訳は片道乗車券220円、特急券340円です。列車出発前日から出発時刻までは、片道乗車券220円と特急券が1枚につき発売額の30%(最低340円)の払い戻し手数料がかかります。
列車出発時刻後は、乗車券部分として片道乗車券220円(きっぷの有効期間内に限る)のキャンセル料がかかります。特急券部分は払いもどしがありません。