新幹線の予約方法
新幹線で指定席やグリーン車などに乗る場合は予約が必要です。新幹線の自由席は予約不要で、旅行当日に駅に行ってきっぷを買えば乗車できます。
新幹線の予約方法は、主に2種類あります。一つがJRの駅の窓口(みどりの窓口)や券売機、または旅行会社のカウンターで予約する方法。もう一つがインターネットで予約する方法です。駅の窓口での購入方法は全国共通ですが、インターネット予約はJRの会社によって異なります。
インターネット予約についてはこちら
→「新幹線のインターネット予約サイト」
新幹線で予約が必要な列車と座席
新幹線には「自由席」「指定席」「グリーン席」「グランクラス」があります。このうち「自由席」は予約が必要ありません。「指定席」「グリーン席」「グランクラス」は予約が必要です。
東北新幹線の「はやぶさ」「はやて」、秋田新幹線の「こまち」、北陸新幹線の「かがやき」には「自由席」はありません。したがって、これらの列車に乗るには必ず「予約」が必要です。
それ以外の新幹線列車には「自由席」が連結されていますので、予約しないで当日きっぷを買ってすぐ乗車することも可能です。 ただし、新幹線の自由席は混雑していることも多いので、できるだけ指定席を予約したほうがいいでしょう。
指定券の発売開始日は1ヶ月前
指定券やグリーン券などの予約は、乗車予定日の1ヶ月前の午前10時からスタートします。つまりこの日が新幹線チケットの発売日です。
たとえば、4月1日の列車の予約は3月1日に開始されます。一ヶ月前に同日がない場合(例:3月31日の1ヶ月前に2月28日はない)、同月1日です。3月31日の予約は3月1日午前10時開始です。
ただし、東海道・山陽・九州新幹線の「スマートEX」「エクスプレス予約」(インターネット)では、1年前から予約することもできます。
お金を払わずに予約することはできない
新幹線の予約を行う場合は、原則として同時に購入もしなければなりません。指定券やグリーン券を購入することで、予約が成立します。お金を払わずに予約することはできません。
予約場所と予約方法
- みどりの窓口
- 新幹線予約でもっとも簡単なのが「みどりの窓口」での予約です。「みどりの窓口」はJRの駅の窓口のことで、全国の主要駅にあります。みどりの窓口では、利用したい日時と区間を伝えると、係員が候補の列車を挙げてくれます。事前に時刻表を調べておいて、希望列車を伝えるとよりスムーズです。空席があれば、その場でお金を払って購入できます。慣れていない人は、みどりの窓口で購入するのがおすすめです。
- 指定席券売機
- JR駅にある「指定席券売機」でも新幹線の指定席・グリーン席・グランクラスが予約・購入できます。利用したい日時と区間などを、画面の指示に従って入力していくと、候補列車が表示されます。空席があれば、お金を投入したりクレジットカードで購入できます。みどりの窓口が混雑しているときや、閉まっている時間にはとくにおすすめです。
- 旅行会社
- JTBなどの一部旅行会社でも、新幹線の指定席・グリーン席の予約・購入ができます。要領は「みどりの窓口」での予約と同じです。旅行会社の旅行券が使えるというメリットがあります。しかし、払戻や変更などの際に、JR駅で取り扱ってもらえない場合もありますので、注意が必要です。
- みどりの窓口以外の駅窓口
- JRの小さい駅では「みどりの窓口」がない場合もあります。その場合でも、その駅の窓口に問い合わせてください。最寄りのみどりの窓口に連絡して指定席の手配をしてくれます。
- インターネット
- JR各社のウェブサイトでも新幹線の指定券・グリーン券・グランクラス券の予約ができます。一部の会社のサイトでは、指定席券・グリーン券・グランクラス券の申し込みを予約開始日より早く行うこともできます。
インターネット予約についての詳細は、「新幹線のインターネット予約サイト」の項目をご覧ください。
人気列車の指定券予約方法「10時打ち」
年末年始などのピーク時などは、発売日の午前10時にすぐ売り切れてしまうこともあります。その場合は、事前に「10時になったらすぐに手配をしてくれ」という申し込みをすることができます。
これを「事前申込」や「10時打ち」といいます。JRの公式なサービスではありませんが、主要駅のみどりの窓口では対応してくれます。また、旅行会社でも受け付けてくれる店舗もあります。
ただし、いずれも希望の席を必ず入手することを保証してくれるわけではありません。
10時打ちについて詳しく知りたい方は、「指定券の事前申込」の項目をご覧ください。