「かもめネット早特」は、西九州新幹線のネット早割きっぷ
かもめネット早特とは、JR九州のインターネット予約「JR九州インターネット列車予約」で購入できる早割タイプの割引きっぷです。通年販売されているのは、3日前が購入期限の「かもめネット早特3」です。このほか、西九州新幹線開通記念として、「おためし!かもめネット早特7」も設定されました。こちらは7日前までの販売です。
かもめネット早特は、紙の特急券と少し仕組みが違います。買い方、使い方などをわかりやすく説明しましょう。
かもめネット早特を利用できる人
かもめネット早特を購入できるのはJR九州インターネット列車予約の会員である「JQ CARD会員」「JR九州WEB会員」のみです。
とはいうものの、JR九州WEB会員は誰でも無料で登録できます。つまり、かもめネット早特は、会員登録することで、誰でも利用できます。
駅の窓口では購入できません。
かもめネット早特の使い方
かもめネット早特は、JR九州インターネット列車予約で購入できる席数限定の割引きっぷです。乗車日の3日前または7日前の23時までに予約、購入することで、格安で西九州新幹線やJR九州の在来線に乗車できます。
区間、列車、座席は限定です。一般発売で空席があっても、かもめネット早特での発売枠がなくなっていれば購入できません。
かもめネット早特は専用の片道乗車券とセットで発売されます。片道乗車券または新幹線特急券のみの発売はありません。また、学割や往復割引との併用はできません。
予約したかもめネット早特は、駅の窓口や券売機で「紙のきっぷ」を受け取り、新幹線に乗車できます。
かもめネット早特は指定席のみの発売で、予約列車・座席以外は乗車できません。乗り遅れた場合に、後続の列車に乗ったりすることもできません。
かもめネット早特の設定区間は?
かもめネット早特は博多−長崎間に設定があります。
かもめネット早特の値段は?
かもめネット早特の値段は、かもめネットきっぷよりさらに安くなっています。博多-長崎間で、「かもめネット早特3」が4割引、「おためし!かもめネット早特7」が5割引になっています。
なお、かもめネット早特の設定は普通車指定席だけです。自由席の設定はありません。その他の割引(学割など)との併用はできません。
紙のきっぷの受け取り場所は?
かもめネット早特をパソコンなどで買った場合、紙のきっぷをどこかで受け取る必要があります。受け取りは、JR九州の窓口もしくは特急券券売機・受け取り専用機で行えます。
かもめネット早特の変更は?
予約、購入したかもめネット早特3は、きっぷ受取前であれば、変更後の列車のかもめネット早特3に空席があれば変更が可能です。
おためし!かもめネット早特7は、一切の変更ができません。変更をする場合は、払い戻して買い直す必要があります。
変更の扱いが「早特3」と「早特7」で大きく違いますのでご注意ください。
かもめネット早特の払い戻し手数料は?
かもめネット早特の払い戻し手数料は、受け取り前は560円です。この内訳は片道乗車券220円、特急券340円です。列車出発前日から出発時刻までは、片道乗車券220円と特急券が1枚につき発売額の30%(最低340円)の払い戻し手数料がかかります。
列車出発時刻後は、乗車券部分として片道乗車券220円(きっぷの有効期間内に限る)のキャンセル料がかかります。特急券部分は払いもどしがありません。