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「モバイルSuica特急券」をわかりやすく解説

モバイルSuica特急券は2020年3月13日でサービス終了しました。以下は、終了前の情報です。

「モバイルSuica特急券」は、携帯・スマホの「モバイルSuica」 で購入できるチケットレスの新幹線乗車券、特急券です。

「モバイルSuica特急券」を利用できるのは、JR東日本が運営する新幹線です。具体的には、東北、北海道、山形、秋田、上越、北陸の各新幹線です。

モバイルSuica特急券には「モバトク」と「スーパーモバトク」があります。いずれも、駅の窓口で売っている紙のきっぷに比べて値段が安くなっています。

モバイルSuica特急券を利用するには

モバイルSuica特急券を利用するには、JR東日本の「モバイルSuica」に加入する必要があります。 モバイルSuicaに加入するにはクレジットカードと、モバイルSuicaに対応する携帯電話を持っている必要があります。

クレジットカードが「ビューカード」以外の場合、年会費が1,030円必要です。ビューカードを持っている人は、モバイルSuicaの年会費は「当面の間無料」とされています。モバイルSuicaの会員以外の人は、モバイルSuica特急券を利用できません。

ここでは、モバイルSuica特急券の利用法、メリット、デメリットについて、わかりやすく解説します。

モバイルSuica特急券でできること

モバイルSuica特急券は、チケット情報を携帯情報端末にダウンロードして、自動改札機に端末をタッチすることで新幹線に乗車できるチケットレスシステムです。

また、「エクスプレス予約特約」(1,100円)に入会することで、モバイルSuicaでJR東海の「エクスプレス予約」を利用できます。エクスプレス特約付きのモバイルSuicaがあれば、九州新幹線以外の全ての新幹線をチケットレスで乗車することができます。

JR東日本には別のオンライン予約サービス「えきねっと」がありますが、 モバイルSuicaと「えきねっと」は連動しておらず、まったく無関係です。「トクだ値」とモバイルSuicaも無関係で、料金体系も異なります。モバイルSuica特急券で予約した乗車券は携帯電話上でのみ有効で、紙のきっぷとして受け取ることはできません。

モバイルSuica特急券は、運賃と特急券がセットになっています。閑散期・繁忙期での料金変動はありません。また、自由席特急料金と指定席特急料金は同額です。

モバイルSuica特急券を買うときは、携帯情報端末でオンラインで購入します。座席の指定もシートマップを見ながら好きな座席を選べます。

モバイルSuica特急券で購入できるチケット

モバイルSuica特急券では、「モバトク」「スーパーモバトク」の2つのチケットを購入できます。いずれも従来のきっぷよりも料金は安く設定されています。

モバトク

モバトクは、モバイルSuica特急券の基本的なチケットです。発車6分前までなら、列車の変更は自由で、キャンセルによる払い戻しは310円の手数料で可能です。モバトクは新幹線回数券の1回あたり価格よりもやや安いので、金券ショップで回数券のばら売りを買うよりも少しだけ安いです。

モバトクについてもっと詳しく
 →「モバトクとは?

スーパーモバトク

スーパーモバトクは、モバトクの早割版です。といっても、前日までに購入すればいいので、それほど制限は厳しくありません。ただし、設定列車や区間、座席数は限定されてますので、モバトクでは設定区間や空席があっても、スーパーモバトクでは設定区間や空席がない、ということもあります。

設定区間は、「東京、上野、大宮」の各駅から、「宇都宮、仙台、山形、大曲、秋田、高崎、ガーラ湯沢、新潟、富山、新高岡、金沢」の各駅との間です。東京から主要都市向けの割引きっぷです。割引額は、モバイルSuica特急券に比べておおむね600円〜1,000円程度となっています。秋田へは航空機との競争が激しいからか、2,000円弱の割引となっています。

スーパーモバトクは、出発の前日まで購入が可能です。 ただしスーパーモバトクの販売枠は全体の座席の中の一部です。そのため、乗りたい列車に空席があるからといって、スーパーモバトクに空席があるとは限りません。また、仙台まで行く場合でも「はやぶさ」が利用できないなど、利用できる列車には制限があります。

さらに、スーパーモバトクで購入したきっぷは変更が一切できません。そのため、都合が悪くなった場合は、払い戻すしかないのですが、その払戻手数料も普通のきっぷに比べて高額です。

スーパーモバトクについてもっと詳しく
 →「スーパーモバトクとは?

モバイルSuica特急券のメリット

モバイルSuica特急券は、ビューカード所持者なら現時点で無料で使えるサービスです。したがって、ビューカード所持者には、間違いなくお得なサービスといえます。

回数券のばら売りより安くチケットを購入でき、しかも変更自由ですので、まったくデメリットはありません。スーパーモバトクを利用するときのみ、変更と払戻の制限に気を付ければいいだけです。

いっぽう、ビューカードを持っていない人とってはどうでしょうか。モバイルSuica特急券の割引額は、東京〜仙台でも1,000円以下。それより近距離だとほんの数百円の割引額です。近距離の場合、自由席の定価とほとんど変わらない金額ですので、年会費を払ってまでモバイルSuicaを利用するメリットは小さいと言わざるをえません。

一方、遠距離利用の場合は、たとえば東京〜仙台以北へ行く場合、「はやぶさ」「こまち」は全車指定席で自由席が使えません。また、八戸以北は新幹線回数券もありません。そのため、モバイルSuicaの割引額は魅力で、1往復するだけで年会費の元は取れます。

チケットに閑散期や繁忙期の区別はなく、1年中同額な点は、とくに繁忙期には大きなメリットになります。さらに、予約したチケットの変更も原則として自由です。紙のチケットでは変更は1回までという制約がありますが、モバイルSuicaならそれはありません。

モバイルSuica特急券のデメリット

モバイルSuica特急券のデメリットとしては、特定市内駅制度や都区内制度が適用されない点です。紙のきっぷなら東京〜仙台の乗車券で、新宿から乗車して、長町で降りる、などということができますが、モバイルSuica特急券ではできません。モバイルSuica特急券は、新幹線駅相互間の利用です。

上記のような利用をする場合、新宿−東京間のきっぷと、仙台−長町のきっぷが必要です。二つ合わせたら300円程度になりますので、モバイルSuicaの割引率のメリットが薄れてしまいます。

また、乗り継ぎ割引が適用されない点もデメリットです。新幹線と在来線特急を乗り継ぐ場合、モバイルSuica特急券を使うと不利になる場合があります。とくに、北海道方面へ乗り継ぐ場合は注意してください。

さらに、モバイルSuica特急券では、往復割引や学割の適用がありません。601km以上の長距離を利用する場合や、学生さんの場合、これらの割引のほうが有利なこともあります。とくに、閑散期はモバイルSuicaの割引メリットが往復割引や学割の割引メリットを下回るケースが多いです。

そして、最後の最大の注意点としては、「モバイル端末が電池切れになったらモバイルSuicaも使えない」という点です。たとえ支払い済みであっても、電源が入らなければアウトです。これは普通のSuicaなどのICカードでは起こらないことなので、要注意です。

結論としては、ビューカードを持っている人にはモバイルSuicaはメリットが圧倒的に大きいです。ビューカードを持っていない人でも、正規運賃・料金と比較すると、年に1度、東京〜仙台間を利用すれば年会費の元は取れるサービスです。

ただ、金券ショップなどの利用と比べると、年に1〜2回乗るだけなら、さほど価値のあるサービスとはいえません。年に4〜5回、JR東日本の新幹線を利用する人には、お得で使い勝手の良いサービスでしょう。ただ、その場合は、ビューカードに入ってしまった方がいいのではないか、とも思います。

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