「北海道お先にネットきっぷ」の買い方・使い方
北海道お先にネットきっぷの取り扱いは、2017年1月31日で終了しました。
以下は終了前の情報です。
北海道お先にネットきっぷは、えきねっとお先にトクだ値に移行しました。こちらをご覧ください。
→えきねっとお先にトクだ値
「北海道お先にネットきっぷ」は、14日前までに購入することで大幅割引になるJR北海道の新幹線の格安チケットです。「北海道ネットきっぷ」の早割版と考えればいいでしょう。JR北海道のインターネット予約サイト「JR北海道予約サービス」の会員限定のチケットです。「JR北海道予約サービス」は誰でも無料で会員になれますから、「北海道お先にネットきっぷ」も誰でもつかえます。片道の「乗車券+指定席特急券」がセットになっています。
「北海道お先にネットきっぷ」が利用できる新幹線は、東北・北海道新幹線です。
「北海道お先にネットきっぷ」の値段・予約・購入
「北海道お先にネットきっぷ」は、北海道新幹線の各駅相互間と、東北新幹線の主要駅までの区間に設定があります。割引率は区間により異なりますが、おおむね25%~40%の割引で、距離が長くなるほど割引率は小さくなる傾向にあります。
予約は乗車日の1ヶ月前(同日)の午前10:00から14日前の23時までです。列車・席数は限定で、週末や使いやすい列車は早めに売り切れてしまいます。予約・購入にクレジットカードが必要です。主要なカードは全て使えます。
「北海道ネットきっぷ」とのルール上の主な違いは、以下の通りです。
・14日前までに買わなければならない。
・キャンセル料が高い(割引率ぶんのキャンセル料)。
「北海道お先にネットきっぷ」の購入方法
1 「JR北海道予約サービス」の会員登録
パソコンまたは携帯電話、スマートフォンを用意します。これらを使って、「JR北海道予約サービス」に会員登録します(無料)。
2 空席照会・予約
「JR北海道予約サービス」の「予約申込」をクリックし、「乗車区間」、「日付」、「時間」、「列車」「設備」を選択して、画面の案内に沿って申込みをします。
3 受取
きっぷの受取は、JR北海道の窓口または指定席自券売機で行います。その際、「予約番号」と、「申込時に使用したクレジットカード」が必要です。JR東日本の駅窓口では受け取れませんので要注意です。
JR東日本の駅窓口で受け取りたい場合は、「えきねっとトクだ値」を利用しましょう。「トクだ値」は北海道新幹線の各駅と函館駅・五稜郭駅でもきっぷの受け取りができます。
4 受け取ったきっぷで乗車
改札口を通って列車に乗ります。乗車できるのは対象列車のみで、乗り遅れた場合に後続の新幹線の自由席に乗ったりすることはできません。また、途中下車は前途無効です。
「北海道お先にネットきっぷ」で自由席に乗れる?
「北海道お先にネットきっぷ」は指定席の割引きっぷですので、自由席版はありません。また、「北海道お先にネットきっぷ」で購入した切符で自由席に乗ることはできません。指定された列車の指定された席でのみ有効です。
「北海道お先にネットきっぷ」に往復割引はある?
「北海道お先にネットきっぷ」は片道ずつの発売です。往復する場合は、別々に購入します。したがって往復割引もありません。
「北海道お先にネットきっぷ」と学割はどちらがお得?
「北海道お先にネットきっぷ」と学割を比較するとどちらが安いのでしょうか。学割は運賃が20%割引で、特急料金とあわせた総額では12~13%割引。したがって、基本的には「北海道お先にネットきっぷ」のほうが安いです。ただ、学割は途中下車が可能だったり、往復割引もありますので、それらも考慮に入れましょう。
「北海道お先にネットきっぷ」に区間外を乗る場合はどうする?
「北海道お先にネットきっぷ」は、たとえば「東京−新函館北斗」などの設定になっています。では、函館駅から乗る場合はどうすればいいのでしょうか。この場合、函館~新函館北斗は区間外になりますので、その部分は別にきっぷを買わなければなりません。
「北海道お先にネットきっぷ」のキャンセル
「北海道お先にネットきっぷ」で申しこんだ後、キャンセルは可能です。ただし、指定列車の発車前で未使用の場合に限ります。
・きっぷの受取り前で乗車日当日までに払戻された場合、座席1席につき300円の手数料がかかります。
・きっぷの受取り後に払戻した場合、発売価格の割引率分の手数料がかかります。(例:25%割引の場合は25%の手数料)。ただし座席1席につき最低530円の手数料がかかります。
「北海道お先にネットきっぷ」の変更
「北海道お先にネットきっぷ」の変更は、きっぷの受取り前に限り、インターネット上のみで可能です。人数の変更はできません。この場合、手数料などは無料です。
「北海道お先にネットきっぷ」で乗り遅れた場合
指定列車に乗り遅れた場合、きっぷは無効です。後続列車の自由席・立席などに乗ることはできません。払い戻しもありません。
「北海道お先にネットきっぷ」まとめ
「北海道お先にネットきっぷ」は、北海道新幹線で最も安いチケットです。他のあらゆるチケットと比べても、これより安いチケットはないといっていいでしょう。基本的なルールはJR東日本の「トクだ値14」と同じですので、そちらの利用経験がある人は違和感なく使えるでしょう。
価格は圧倒的に安いのですが、「北海道お先にネットきっぷ」は席が取りにくいのが難点です。席数限定のチケットですので「14日前まで大丈夫」なんてことは考えずに、早めにゲットしてしまいましょう。
受取をしなければ、変更は後でも可能です。受取をしなければキャンセル料も安いので、早めに押さえてもリスクはあまりありません。