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新幹線でスーツケースをどこに置く?

新幹線にスーツケースやトランク類を持ち込んだら、置き場所はあるのでしょうか? あるとして、どこに置いたらいいのでしょうか? どのくらいのサイズまでなら持ち込めるのでしょうか?

これは結構大きな悩みです。新幹線には必ずしも十分な荷物置き場がありませんので、大型のスーツケースやトランクを持ち込むと置き場所に悩むことになります。実際、外国人観光客などが、新幹線でスーツケース置き場に困っている姿を見かけることは少なくありません。

ここでは、新幹線でのスーツケースやトランクの置き場所について解説します。

荷物置き場に置く

一部の新幹線車両には、デッキなどに荷物置き場が設けられています。具体的には以下の車両です。

  • JR東日本 E1系、E2系、E3系、E6系、一部のE7系
  • JR西日本 700系レールスター 、一部のW7系

これらの車両に乗るときは、荷物置き場に置いておくといいでしょう。盗難が気になる方は、チェーンなどを持っていくと付けることができます。

荷物置き場がない車両も

荷物置き場が設置されている新幹線でも、そのスペースは限られています。したがって、必ずしも置けるとは限りません。とくに、冬の東北・上越・北陸方面はスキー・スノボ板でいっぱいになることも多いです。

また、東海道新幹線にはデッキの荷物置き場は一切ありません。東海道新幹線は、荷物の置き場所に特に困ります。

下の写真は、JR東日本のE2系の荷物置き場です。

新幹線E2系荷物置き場

荷物棚に置く

上記以外の新幹線に乗るときは、座席の上の荷物棚に置くことが原則です。

荷物棚の奥行きは車両により異なりますが、おおよそ40cm程度です。これは飛行機の機内持込サイズ(55cm×40cm×25cm)の奥行きとほぼ同じですので、飛行機の機内に持ち込める程度の荷物なら、新幹線の棚の上に載せることは可能です。

それより少し大きくても大丈夫でしょう。はみ出して落ちない程度の大きさなら、荷物棚に載せることはできます。

実際問題としては、70cm×45cm×35cmくらいまでが、荷物棚に荷物を置ける限界と思われます。新幹線は揺れもありますので、荷物棚のスペースを大幅にはみ出して置くのは危険です。

また、荷物棚のスペースも限られていますので、自分の座席スペースの前後にはみ出すような大きな荷物を置くこともできないでしょう。

東海道新幹線の700系、N700系は、荷物棚の奥行きがやや深くなっています(45cm程度)。また、山陽新幹線の500系は、天井が曲がっているため、荷物棚の収容力が小さくなっています。

上越新幹線の「2階建て車両」(E4系)は、荷物棚の高さが小さいので、機内持込サイズのスーツケースでも荷物棚には載せられません。注意してください。

下の写真は、東海道・山陽新幹線のN700系の荷物棚です。

足元に置く

新幹線の普通車のシートピッチはだいたい1060mmです。シートの奥行きが550mm程度ですので、足元の奥行きは50cmくらいあります。シート幅は43cm程度です。このスペースに自分の「足と荷物」の両方が入るなら、足元に荷物を置くことができます。

現実問題として、足元に置ける荷物の大きさの限界は、幅40cm、奥行き30cmくらいです。ただ、このサイズのスーツケースやトランクならば荷物棚にも載せられますので、あくまで「荷物棚がいっぱいだったら足元に置ける」という程度です。

最後部座席の後ろに置く

新幹線の各車両の進行方向に向かって最後部の座席の後ろには空間があります。ここに荷物を置くことは物理的には可能です。

ただし、このスペースは、最後部座席の人のリクライニング空間にもなりますので、そのリクライニングを邪魔しないというのが大前提です。また「最後部空間は最後部座席に座っている人のスペース」と認識している人も多いので、使うときは注意が必要です。

具体的には、別の人が最後部座席に座っているのに、その真後ろに勝手に荷物を置くと、トラブルになることがあります。このスペースを使う際は、最後部座席に座っている人に一声かけてから使うといいでしょう。また、背の高い荷物はリクライニングを邪魔するので、それを妨げない高さの荷物でなければなりません。せいぜい80cmくらいまでの高さが限界です。

一番適切なのは、自分が最後部座席を確保して、自分の座席の真後ろにスーツケースを置くことです。指定券を購入する際に最後部座席を指定することは可能ですので、きっぷ購入時に窓口で要望してみましょう。自由席の場合は、始発駅で早めに並んでこの席を確保すれば大丈夫ですが、確保できなかった場合に困り果てますので、指定席にしておくことをおすすめします。

最後部座席は結構使う人がいるので、人気があります。指定席の確保はお早めに。

車椅子対応座席を利用する

新幹線には車椅子対応座席があります。普通車の場合、3列シートのうち1列分が空きスペースとなっていて、車椅子を置くことができるようになっています。このスペースが空いていれば、大型のスーツケースでも置くことが可能です。

東海道新幹線の場合、11号車の12番C席と13番C席が、車椅子用に座席がありません。したがって、11号車の12番B席か13番B席を予約すれば、空いているスペースにスーツケースを置くことができます。東北新幹線E5系の場合は、5号車12B席を予約すれば、隣が空きスペースです。これらのスペースは車両によって異なりますので、予約時にご確認ください。

いずれの席でも、車椅子の方が利用している場合もありますので、その際は譲りましょう。

グリーン車を利用する

大型スーツケースを持ち込む場合は、グリーン車を利用するのもいいでしょう。グリーン車は足元スペースに余裕がありますので、やや大型のスーツケースやトランクを座席前に置くことが可能です。グリーン車の最後部座席がもっとも安心でしょう。

グリーン車に乗るには料金が余計にかかりますが、大型スーツケースを持ち込んで置くところがなかったら困るので、やむをえない出費といえます。

宅配便を利用する

現実問題として、新幹線に持ち込んで困らないスーツケース類の大きさは、機内持込サイズ程度です。それより大きな荷物の場合は、持ち込まない方が無難です。荷物スペースの問題もありますが、それ以外にも駅構内の移動でも大型スーツケースは面倒です。

とはいっても、海外旅行の往路の場合は持ち込まざるを得ません。その場合は、上述の通り、普通車の最後部座席の指定席か、グリーン車などを確保しましょう。帰国後は空港から宅配便を利用してスーツケースを自宅へ送ってしまうのがいいでしょう。

通路やデッキには置かない!

スーツケースの置き場に困り、ずっと通路に置いておく人や、デッキに放置している人をたまに見かけます。通路に置いたら通行に邪魔になりますし、車内販売の妨げにもなります。

デッキに放置しておくのは論外で、勝手に動いたりして危険です。通路やデッキに置くのは避けましょう。

東海道新幹線には荷物置き場がない

大事なことなので最後にもう一度書きますが、もっとも多くの人が利用する東海道新幹線には、荷物置き場がありません。そのうえ混雑します。

何の対策もせずに、東海道新幹線に大型スーツケースを持ち込むと自分が困ります。そのため、上記のような事前対策をしておくことを強くおすすめします。

新幹線に持ち込めるスーツケースの大きさは?

荷物置き場のスペースの問題とは別に、ルールとしては、タテ・ヨコ・高さの合計が250cm(長さは2mまで)以内で、重さが30kg以内のものを2個までなら、新幹線に持ち込むことが許されています。しかし、制限いっぱいの大きさのスーツケースを持ち込むと、置き場に困ることでしょう。

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